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Illustrator

「+DESIGNING」vol.32にイラストを掲載いただきました

+Dkaleido

なんとなんと、有難いことに、先日3/27に発売された+DESIGNINGに掲載の”Kaleido Lab.”にて、印刷サンプルとして私のイラストを掲載いただきました。

雑誌にイラスト掲載なんて初めて&カレイドインキでの印刷も初めて!ということで、大変貴重な経験をさせて頂きました。

そもそもカレイドインキって?

カレイドインキというのは、東洋インキさんの高色域インクのこと。ですね。
どんなものか、非印刷クラスタの方には分かりにくいのかもしれないのですが、要は通常CMYKよりもひろーい色域の色表現が出来るインク、ということです。
例えばRGBの画像をふつうに印刷にかけると、再現できない色というのがありますね。この場合、カレイドインキで印刷にかければ通常CMYKよりも多くの色が再現出来るわけです。

とはいえ、カレイドインキで刷る印刷物というのは世の中にそんなにたくさんあるわけではありません。
ちなみに私が以前勤めていた印刷会社でもカレイドインキでの印刷を行なっていましたが、もちろんそんなのはごく限られた案件のみです(コスト的にもそんなにカジュアルな印刷ではないのですね)。
カラフルな色彩表現が求められる花や動物の写真が多く掲載されているパンフレットや、化粧品のポスターなんかはカレイドインキで印刷がされていました。

本業DTPでも滅多に関わることのできないカレイド印刷に、しかも自分が本来得意とするイラストで印刷にかけていただくなんて、ほんとにほんとに嬉しかったですよ(*´ェ`*)

今回は校正の過程で再現色域内に入るようきっちり色調整をする、っていう作業を行ったのですが、このへんの調整が効くのもIllustratorのベクタイラストならではって気もします。CMYKできっちり色管理をして描いていたことも幸いし、調整は比較的簡単に行えました。
CMYKはRGBに比べて色々と制約が多いのですが、いいこともちゃんとあるんだな!…と思ったのは言うまでもありません。

そういやアピアランス使った?

今回はまじめに描いたのでアピアランスで何かをコネコネ…はしていません!
(`・ω・´)キリッ

あ、でも、周りにちらしたお花の一部はアピアランス製です。結構簡単ですよ。
多角形を描いてパンク膨張をかけてあるだけです。これを分割して、バランス良くなるよう配置してます。
(何故かコレは中途半端にバラしてありますけど、ほんとはオブジェクトひとつでも出来ます。)

スクリーンショット 2013-04-15 12.06.19

ちなみに、印刷に実際にかけられてたのはAIデータです(ラスタライズPSDも納品したのですけどね)。一部不透明マスクを使っている箇所があり、「普段印刷であんまり使わないからな〜大丈夫かな〜」と思っていましたが、今回の環境では問題なくちゃーんと出ましたよ!
表現が犠牲になるようならきちんと現場とコミュニケーションをとってデータを作るのも大事だなぁ、なんて思った次第です。

おまけ

先日参加した勉強会で何故かサインを求められきったない字で書きました!w
人生でサイン書くことなんて無いと思ってましたよ。

…ペン習字でも習おうかな…(遠い目)